創業から90年近く、地元横浜において事業展開してきた根建は今後、不動産事業を通じて、地域に生きて、地域を活かすアクションを起こしていこうと考えています。宅地を取得しての新築住宅事業をはじめ、さまざまな資産活用の提案・実施、遊休地活用アイデアの具現化、さらには仲介事業に至るまで、地域貢献につながる活動を続けていきます。根建の不動産事業の基本理念は、“地域の未来を創るプロジェクトを一つひとつ確実にカタチにしていくこと”。小さいながらも、有意義な試みの積み重ねで、地域に活力を！これが私たち根建の変わることのない姿勢です。

都心のマンション事業の活性化、好調を維持するリノベーションマンション、バリアフリー化需要の増大、介護施設の新設ラッシュ、中古市場の活性化など、好材料がある一方、都心と地方の格差、人口減少に伴う不動産市場の縮小、空き家問題、欠陥住宅問題など、数々の不安材料も際立ってきています。いずれにしても不動産事業を営む側にとって今後大切なのは、顧客視点の発想。好材料のさらなる活性化も、不安材料の解決も、その鍵はすべて“お客様の満足をいかに高めるか”という点にあり、そこに軸足をおいての事業展開が問われているのです。

大規模不動産開発プロジェクトが注目されがちですが、それだけでは地域の活性化は叶いません。地域のことを知り尽くし、地域の未来を考えてアクションを起こす、心ある事業者がいなければ、ほんとうの意味での地域創生は果たせないのです。もちろん利潤追求は、事業継続のためには必要ですが、その前に「この地域のために。この街のために。あの家族のために」という気持ちがなければ、おそらく長期的に事業を展開することはできないでしょう。つまり、地域から求められ、地域の人々に信頼される存在でなければ、その地で不動産事業を営む資格を与えられない、そんな時代になりつつあるのです。