家づくりには、現場監督や棟梁の指揮のもと、多くの職人たちが関わる。根建には多くの専属職人がいて、特に屋根・外壁などの外装工事を専門に請け負っている。屋根材を張る職人、外壁ボードを張るサイディング職人、外壁に防水加工を施すシーリング職人、そして塗り壁やタイル壁などを仕上げる左官職人など、選りすぐりの職人たちが日々自らの熟練と手際の妙を発揮。外装、つまり家の外観の美しさと耐久性を維持するための仕事に挑んでいる。
サイディング職人の根本大介は、言う。
「根建さんとの関わりは約12年。年間30棟以上を手がけ、累計も400棟を超えています。仕事が途切れたことはありません。コンスタントに現場に立てるのは、職人にとっては有難いことです。根建さんが請け負った仕事の現場で、僕ら職人が“精一杯いい仕事をする”、その結果“高く評価されて次の仕事につながる”という流れが、うまく出来てきているのだと思います」。
シーリング職人の芦田かおるは、言う。
「私は約17年。途中、産休をいただきましたが、ずっと根建さんにお世話になっています。私の場合は月に15棟くらい、年間約180棟、累計3,000棟以上のシーリングを手掛けてきました。お陰様で、ご指名でお仕事をいただく現場もあります。どの現場も働きやすく、常にやりがいをもって作業ができるのは、根建さんの仕切りがいいからだと思っています」。
職人の絶対数が減り続けている中で、根建は腕利きの専属職人を数多く擁している。職人たちに最大限の敬意を払い、彼らが輝く場を提供し続けること、それが現場での“良質な仕事”を生み、そして“またぜひ、根建にお願いしたい”というリピート受注につながっているのだ。
芦田かおるは、19歳で職人の世界に飛び込んだという。
「手に職をつけて黙々と仕事をする、そんな生き方が性に合っているんだと思います」。
もちろん職人技の体得は簡単なことではない。そこには想像を絶する苦労があったと思われるが、彼女は「基本的には楽しく、充実した人生です」と微笑む。聞くところによると、シーリング作業は簡単そうに見えて、実は極めて繊細な熟練技を要するという。シーリング剤を充填する手加減がすべて。彼女の手際の良さは群を抜いており、その仕上がりの美しさには誰もが一目を置いている。だからこそ、彼女を指名する現場監督も多いのだ。
「さまざまなご家族のマイホームの夢の実現に関われる、この仕事が大好きです。いつもここに住まわれるご家族のことを想いながら“より美しく”仕上げようと心掛けています」。
ちなみに彼女は、小学校1年生の男の子の母親でもある。その少年の目に、母の姿はどう映っているのだろう。「私が働く背中を見て、何かを感じてくれたら、それでいいと思っています」。凛として美しく。ひたすら現場で汗を流す、その姿はきっと、いつか少年の心に“誇らしい感覚“を呼び起こすに違いない。
一方、根元大介は、もともと大工だったという。
「最近の住宅の外装のほとんどは、外壁ボード張り(サイディング)。在来工法で建てる、純粋な大工仕事は減ってきているのが現状です。ならば、サイディングを専門にしよう!この道を極めよう!と思ったのがきっかけです」。
根本大介がボードを切り、それを後輩職人が運び、張りつける。その一連の動作には一切の無駄がなく、極めてリズミカルに作業は進む。一見、シンプルに見えるが、実は長年に渡って培われた熟練スキルが、その軽快な作業リズムを生んでいるのだ。
「いかに速やかに、美しく仕上げるか、それが我々の永遠のテーマです。そしてこのテーマを追求する姿勢と、その成果が我々の価値そのものです。だからやるべきことは、一つだけ。とことんテーマを突き詰めていけば、職人としての進化も、仕事の成果も、新しい仕事も必ずついてくる!そう、僕は信じています」。
実に潔く、清々しい。彼に対するリピート指名が多いのも頷ける。これからの夢は?という問いに対しても「生涯、一職人です」とずばり。
「この仕事にゴールは、ありません。職人としてのスキルにも、到達点なんかありません。だからこそ面白いのだと思います。一つとして同じ現場はなく、現場ごとに発生する課題に挑み続けることも、大なやりがいになっています」。
職人魂は、まだまだ消えていない。芦田や根本のような存在がいて、それに続く若い職人が育っていけば、この日本の未来も明るい。そう考える根建はこれからも“職人たち一人ひとりの人生の応援者”であり続ける。
芦田かおると根本大介、2人には共通点がある。それは“自然体でシンプルに生きる”という人生のスタンスだ。根建専属の他の職人たちもまた、同様のスタンスで生きている。昔からここ根建には、魅力的な職人たちが次々と集まる。図らずも人が人を呼ぶ流れが生まれ、結果的に求心力のある職人集団となっているのだ。根建では定期的に職人たちを招いて、感謝の宴の場を設けている。
「毎回、楽しみにしています。私たち職人のことを、いつも第一に考えてくれている、根建さんの想いに触れる機会でもあります」と芦田。一方、「みんなそれぞれ個性的だけれど、お互いいい意味で刺激し合える場になっています」と根本。
そして、いつも宴たけなわのタイミングで話題になるのが、“いつかこの職人チームで、理想の家づくりに挑みたい!”という想い。はじめは単なる願いだった。しかしながら、この願いは、根建が注力する新築分譲住宅プロジェクトにおいて現実となる。根建専属の職人たちが集結し、それぞれの領域で、自らの技術のすべてを注ぎ込んでいる。
「楽しいですね。“自分たちの家づくり”という感覚があって」と芦田。「そうですね。まさに自慢の作品づくりになっています」と根本。
根建は今後、新築住宅事業やリフォーム事業をさらに強化する。腕利きの職人たちとともに、動き出す。いよいよ根建の職人魂と技術の粋を投影する“理想の家づくり”への本格的チャレンジが始まるのだ。
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